ひめ・まちむすめ・いなかむすめ 姫・町娘・田舎娘

娘は白塗り、紅で目張りと口を描く。眉に下紅を塗ってから墨で眉を引く。姫は『本朝廿四孝』の八重垣姫、『鎌倉三代記』の時姫など。町娘は『梅雨小袖昔八丈』の白子屋お熊、『新版歌祭文』お染など。田舎娘は『新版歌祭文』のお光、『義経千本桜』のお里など。(阿部さとみ)

【写真上】
『本朝廿四孝』十種香 息女八重垣姫(中村時蔵) 平成20年4月歌舞伎座

【写真中】
『新版歌祭文』野崎村 油屋娘お染(中村児太郎) 平成26年10月歌舞伎座

【写真下】
『義経千本桜』すし屋 弥左衛門娘お里(中村芝雀) 平成20年6月歌舞伎座