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ひざまる くもきり 膝丸(蜘蛛切)

「髭切」と並ぶ源氏の重宝。罪人を試し切りしたとき、膝まで切れたというのが銘の謂われ。新古演劇十種の内『土蜘』に登場し、源頼光がこの太刀で土蜘の精を退治する。このため、のちには「蜘蛛切(くもきり)」と呼ばれたと伝わっている。『戻橋背御摂(もどりばしせなにごひいき)』には源氏の重宝「蜘蛛切」「鬼切」の二振りが登場する。(前川文子)

【写真】
『土蜘』源頼光朝臣(坂東三津五郎) 平成24年2月新橋演舞場
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