1. 用語
  2. 歌舞伎のかつら
  3. 女方のかつら

かつらの種類という点でみると、女方のかつらは立役ほど多くありませんが、美しい形のかつらが多いので、その形を楽しみながら鑑賞するとよいでしょう。鑑賞のメインポイントは髷(まげ)でその形や、髪飾りの意味をある程度理解できると、既婚か独身か、裕福な境遇であるかなど、さまざまなサインを読み取ることができます。

髪を飾る装飾品にも、いろいろな決まりがあり、身分や年齢、境遇などがわかるようになっています。たとえば、傾城(けいせい)と呼ばれる格の高い遊女の役柄では、江戸(関東)と上方(関西)では、髪の形は同じでも、装飾品の決まりが異なっており、上方のほうが華美です。飾りを見ることで、その遊女がどこの人かわかるようになっています。(田村民子)

【イラスト】
女方:武家女房 中川未子 画

  1. 用語
  2. 歌舞伎のかつら
  3. 女方のかつら