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かたおかじゅうにしゅう 片岡十二集

十一代目片岡仁左衛門が明治30年代頃に自身の創意を加えて演じた演目で、当初は「新古演劇十二集」と称していました。『近頃河原の達引』は今日でもしばしば上演されますが、『吃の又平』『一条大蔵卿』は六代目菊五郎や初代吉右衛門の残した現行演出とは大きく異なります。
『馬切り』『石田局』『赤垣源蔵』『菅公』『清水清玄』『吃の又平』『一条大蔵卿』『桜鍔恨鮫鞘(さくらつばうらみのさめざや)~鰻谷』『近頃河原の達引』『紙子仕立両面鑑(かみこじたてりょうめんかがみ)~大文字屋』『木村長門守~血判取』『和気清麿(わけのきよまろ)』。(金田栄一)

【写真上】
『近頃河原の達引』猿曳与次郎(片岡我當) 平成18年3月歌舞伎座

【写真下】
『木村長門守』木村長門守重成(市川寿海) 昭和38年5月歌舞伎座
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