よしつねでんせつとかぶき

義経伝説と歌舞伎

源義朝(みなもとのよしとも)の九男として生まれ、兄頼朝(よりとも)を助けて平家を滅ぼした源義経は、日本史の中でも屈指の英雄として知られています。その生涯は『義経記(ぎけいき)』『平治物語(へいじものがたり)』『平家物語』などに描かれ、伝説化していくとともに、能や幸若舞(こうわかまい)といった中世の芸能の題材にもなりました。そして、これに続く近世(江戸時代)の浄瑠璃・歌舞伎にも義経は盛んに登場しています。江戸時代の歌舞伎がどのように義経やその周辺の人々を描いたかを見ていきましょう。(日置貴之) 【写真】 『一谷嫩軍記』熊谷陣屋 源義経(中村梅玉) 平成29年7月公文協東コース

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