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ことわりやのたんざく ことわりやの短冊

歌人小野小町(おののこまち)が書いた名歌「理(ことわり)や 日の本ならば照りもせめ さりとてはまた天が下とは」が書かれた短冊。『雷神不動北山桜』は、鳴神上人が引き起こした日照りが天下を騒がせるお話で、歌舞伎十八番の『毛抜』『鳴神』として上演されることが多い。雨乞いの効力があるこの短冊が必要になるのだが、預かっていた小野家の腰元が殺されて短冊が奪われてしまう。しかし、『毛抜』の主人公粂寺弾正の名推理で、悪人が隠し持っていた短冊が見つかる。(前川文子)

【写真】
『毛抜』粂寺弾正(坂東三津五郎) 平成21年10月歌舞伎座
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