作品の概要
執筆者 /
橋本弘毅
演目名 | 勧進帳 |
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作者 | 作詞=三世並木五瓶 作曲=四世杵屋六三郎 |
初演 | 1840(天保11)年3月 江戸・河原崎座 |
概要 | 市川團十郎家の家の芸「歌舞伎十八番」の演目のひとつ。歌舞伎を代表するといってもいいほどの有名な演目として、舞台となっている安宅の関(あたかのせき)をもじって「またかの関」とも呼ばれるほど繰り返し上演されてきている。能の『安宅』を原作とした松羽目物で、江戸末期に七代目團十郎が初演したものが現在まで受け継がれている。七代目の子である九代目團十郎、九代目の弟子の七代目松本幸四郎、そしてその三人の息子たち(十一代目團十郎、初代松本白鸚、二代目尾上松緑)やその子・孫の世代に至るまで、それぞれの時代に弁慶を得意とした「弁慶役者」がいたことも人気を支えたひとつの要因だろう。 前半は義経を守ろうとする弁慶と一行を怪しむ富樫の緊迫感あふれるやりとり、後半は危機を乗り切った弁慶と義経が絆の深さをみせる情感がみどころ。弁慶が富樫に乞われて舞う勇壮な「延年の舞」、そして幕切れに弁慶が見せる「飛び六方」まで、息もつかせぬ展開で観客を感動させる。 ★トップページ・タイトル写真★ 【左】[左から]源義経(坂田藤十郎)、武蔵坊弁慶(市川團十郎)、富樫左衛門(松本幸四郎) 平成24年10月新橋演舞場 |
過去の 公演データ |
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