作品の概要
演目名 | 梶原平三誉石切 |
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作者 | 文耕堂・長谷川千四(合作) |
初演 | 人形浄瑠璃―享保15(1730)年2月 大坂・竹本座 歌舞伎―享保15(1730)年8月 大坂・角の芝居(嵐三十郎座) |
概要 | 通称「石切梶原(いしきりかじわら)」。時代物の典型的な役柄が一堂に揃う華やかな人気演目。平家打倒のために挙兵した源頼朝が、石橋山の戦いに敗れ姿をくらまし、再び挙兵して大庭兄弟を滅ぼすまでを描いた全五段の浄瑠璃『三浦大助紅梅靮(みうらのおおすけこうばいたずな)』の三段目が原作だが、現在ではここだけが独立して上演されている。 演じる俳優によって『名橘誉石切(なもたちばなほまれのいしきり)』『梶原平三試名剣(かじわらへいぞうためしのわざもの)』など外題や演出が変わる場合もある。また「へいぞう」を「へいざ」と読むこともある。 梶原景時は歴史的には源義経を讒言で窮地に追い込んだ悪人とされ、歌舞伎でも悪役として登場することがほとんどだが、この演目では主人公として見た目も美しい多くの見せ場がある。中でも「石切梶原」の通称が示すとおり、梶原が名刀の力も借りて石の手水鉢をみごと真っ二つに斬るクライマックスは最大の見せ場。 ●ページ公開日 平成26年8月29日 |
過去の 公演データ |