シバラク

登場人物

人物関係図

人物相関図

主な登場人物

鎌倉権五郎景政【かまくらごんごろうかげまさ】
正義感溢れる少年で、超人的な力で痛快に悪人たちを懲らしめていく。実在の人物の名前をかりており、伝説では源義家に従って出陣した後三年の役で片目を射られながら奮戦、その勇猛さが讃えられて鎌倉の御霊神社(ごりょうじんじゃ)に神として祀られた。
清原武衡【きよはらのたけひら】
国家転覆を企み、その願いを込めた宝刀雷丸(いかずちまる)の偽物を鶴岡八幡宮に奉納しようとしている公家。こちらも奥州の豪族として実在した人物。
加茂次郎義綱【かもじろうよしつな】
善人方の筆頭で二枚目の役。重宝「探題の印(たんだいのいん)」を紛失したため謹慎中。鶴岡八幡宮に大福帳を奉納してお家再興を願おうとして武衡と対立してしまい、絶体絶命の状況となる。
桂の前【かつらのまえ】
義綱の許嫁の美女で、赤姫の役。武衡に義綱を捨てて自分に従うよう迫られる。
鹿島入道震斎【かしまにゅうどうしんさい】
入道の名の通り坊主。武衡にこびへつらう半道敵(はんどうがたき)の役。権五郎を追い払おうとする。
照葉【てるは】
悪人方の一味で、震斎の相棒のように見える得体の知れない女性。
成田五郎義秀【なりたのごろうよしひで】
力自慢の武衡の家来。敵役「赤ッ面」の役。武衡から義綱らを成敗するよう命令される。
小金丸行綱【こがねまるゆきつな】
下っ端の家来として武衡の供をしていた少年。実は善人方の家来で、照葉とともに重宝を探索し、本物の雷丸を隠し持っている。