船弁慶 フナベンケイ

登場人物

人物関係図

人物相関図

主な登場人物

静御前【しずかごぜん】
義経の愛妾。以前は都の白拍子だった。都を離れた義経に従って摂津国・大物浦(だいもつのうら)まで来たが、そこから先への同行は禁じられ、別れを悲しみながら都へと帰っていく。
平知盛の霊【たいらのとももりのれい】
平家一門が滅亡した壇ノ浦の戦いで入水した武将。平清盛の四男で、軍事面では一門の実質的な総大将だった。源氏に対する恨みは凄まじく、幽霊となって海上に現れ義経主従に襲いかかる。
源義経【みなもとのよしつね】
平家討伐に大きな功績があった源氏の大将。心ならずも兄頼朝と対立、申し開きのため一旦都を離れることを決め、まずは舟で九州に向かうべく大物浦までやって来た。
武蔵坊弁慶【むさしぼうべんけい】
義経が絶大な信頼を置く、文武両面に優れた家来。知盛の霊に対し、普通に武器で戦っても敵わぬと考え、数珠を出して祈り伏せる。
亀井六郎・片岡八郎・伊勢三郎・駿河次郎【かめいろくろう・かたおかはちろう・いせさぶろう・するがのじろう】
四天王と呼ばれる、義経に同行する有力な家来たち。義経が登場する作品の多くでともに登場する。
三保太夫【みほだゆう】
大物浦の舟長(ふなおさ)。義経主従に協力的で、最も速度が出る舟と腕の立つ舟子を用立てる。