一本刀土俵入 イッポンガタナドヒョウイリ

作品の概要

執筆者 / 橋本弘毅
演目名 一本刀土俵入
作者 長谷川伸
初演 1931(昭和6)年6月 東京・東京劇場
概要 昭和6年の作品で、歌舞伎の中では比較的新しい。歌舞伎の作品として初演されたが、新國劇や大衆演劇、演歌歌手の芝居などでも繰り返し上演されてきた人気演目。題名には横綱になる夢を果たせずに博徒になった主人公の心のありようが反映されている。歌謡曲の題材としても何度かとりあげられており、近年では氷川きよしも歌っていた。作者の長谷川伸は『沓掛時次郎』や『瞼の母』など、股旅物(またたびもの)と呼ばれる、旅から旅の暮らしを送る渡世人の義理人情を描いた作品で知られる。


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[左から]お蔦(中村福助)、駒形茂兵衛(中村勘九郎) 平成16年9月歌舞伎座
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