操り三番叟 アヤツリサンバソウ

登場人物

主な登場人物

三番叟【さんばそう】
糸操りの人形の三番叟。足拍子で地固めをしたり、稲穂の象徴である鈴を振り、種蒔きの振りや烏飛び(からすとび)の所作などで、五穀豊穣をことほいで踊る。
翁【おきな】
高位の神の象徴。天下泰平を祈願し、厳かに舞う。
千歳【せんざい】
若者の象徴。翁の露払い(先導役)として登場し、翁に面を渡してともに天下泰平を願って踊る。立役女方いずれの場合もあり、2人以上登場することもある。
後見【こうけん】
ふつうの歌舞伎の後見ではなく、「人形操りの後見」という役で、登場人物の一人である。木箱の中から三番叟の人形(に扮した役者)をとり出し、操りの糸をつけて躍らせる。途中で絡まった糸を直したりして、人形の三番叟の踊りを補佐する。