なづけおや 名付け親

生まれた子供の名前を生みの父母などに変わって付ける人。その子にとっては仮親。親にも匹敵する存在となる。そのためかつては親が尊敬する人に名を付けてもらうことも多かったという。『菅原伝授手習鑑』に登場する白太夫の三つ子の息子たち梅王丸、松王丸、桜丸の名付け親は、菅原道真。『ひらかな盛衰記』の梶原平三景時の長男梶原源太の名付け親は源頼朝、『芦屋道満大内鑑』に登場する安倍保名の息子安倍晴明の名付け親は芦屋道満である。(小宮暁子)